• Chiaki Sato

【スタッフブログ④】ウゴゴという怪獣

 2019/12/7。

この人はこんなにも泣くのか。


隣で泣く麗さんを私は凝視した。

もはや怖い。

その日行われたのは、MWシーズン始まってから初の日本でのオフライン大会。

結果、Rush Gamingは2位。

勝てると言われてきた試合での2位。

これがどれだけ、Rushにとって重かったか。


その後公式が出した記事によってロスター変更、最低一名のサブロスターへの繰り下げがアナウンスされた。

ファンのみなさんはどうなんでしょう。

このメンバーでやっていって欲しいと思う方。

勝つためには仕方ないと思う方。

どんな感情であれ、ファンはこの決定に関して何もすることはできない。

心苦しいと思う。

それでもトライアウトはそんな中始まった。


サブロスターに落とす人は他のチームに譲らないのか。

それは正直本人次第。

ストリーマーに行きたいのか、ロスターに上がるために頑張るのか、他のチームで戦って行きたいのか、全ては選手次第。

一つだけ言えるのはこの決断はRushにとって、

麗さんにとっては耐えがたいくらいに重い事実ということ。


彼女に初めてあったのは面接の時。

その時はWekidsというRushのスポンサーをしている会社の面接だった。

結果としてWekidsの話は自己紹介含めても30分以下。

ほとんどの時間を”Rush Gamingとは何か”に費やしていた。

私が初めてCoDというゲームをそこで知って、メンバーを知って、実際にYouTubeをみて、、その結果私はすごい眠かった。

そこから面白そうだからの理由で採用が決まり、そんな面白そうな子を置いて彼女は海外出張に一週間も飛び立った。(お陰様で地獄を見た。)

るんるんと帰ってきた時にはもう仲良くなってた気がする。

俗にいう”馬が合う”人だったのだと思う。

その時にはすでに彼女がとてつもなく元気で、うるさかった。

とにかく話す。

本当にとにかく明るい◯村をこの人に譲った方がいいんじゃないかって思うくらい元気。

試合の時にはびっくりした。

誰よりも叫んで誰よりもRushが勝つことを願っていた。


麗さんがなんであんなにもうるさいのか。正直わかんない。

私と10歳くらい離れてるのになぜか元気なのは向こう。

声が枯れても叫んでる。潰れないのかな。

私はこの間の配信で「麗うるさい」というコメントが流れてきてて正直笑ってしまった。

部屋が違うのに実況解説にのる声はそれはそれはうるさいだろうw

でも選手に対する想いが深いのはその声を聞いてれば嫌でも思い知らされる。

女性だから高い声は出るし、高い声は危機感を感じた時に通りやすい。

だから不快に思うのだろう。

どうか喘ぎ声だと思って聞き流して欲しいと願ったくらいだ。


そんな彼女は感情の起伏が著しく激しいのを除けば基本的に敏腕プレイヤーであることは間違いない。

サッカーでいうFWの立場。

CoDでいうSMG、そういう意味ではWinRedに似ているのかもしれない。

CoDでもそうだが、ビジネスの世界ではこういう人間は必ず重宝される。

WinRedがCoDでSMG最強なら、麗さんはビジネスでSMG最強なのだ。

ちょっと例えが分からなさすぎるが。


麗さんがなぜ最強なのか。

それはただ一つ、”馬力がすごい”からである。

人を惹きつける能力、仕事を推し進める体力、世の中探したって落ちてないこの二つを持っている麗さんはある意味で奇行種である。

そんな彼女と一緒に働いてすぐに一つ疑問に思ったことがある。(RushとWekidsの違いすらあやふやで意味もわからず働いていたころだ。)

        

彼女はここで働くべき人間ではない。


言い方がまずいな。変えよう。

WekidsもRushも麗さんの会社だし麗さんの好きなようにすればいい。

だって彼女の会社なのだから。何で起業をしているんだろうか。

もしかしたら一般企業で働くのが嫌だったのかもしれない。

Rushをめちゃくちゃ応援したかったのかもしれない。

それでも、それを差し引いても彼女のこの仕事のスキルは”有り余る”。


この意味がわかる人はいるのだろうか。

わかんなくてもいいや。

とにかく、端的にいえば仕事ができすぎてもっと他のところの方が稼げるんじゃないの???と思ったのだ。

正直卒業を前にした今も思ってる。

でもここからが私がRushと出会って変わった価値観の一つでもあるから、麗さんと私はよく似ているのかもしれない。


私の価値観が変わった内の一つが”仕事って何でするの?”だった。

よくお兄ちゃんが「ライフワークとライスワークの違い」を話していたのを最近ふと思い出す。

ライフワークは自分の好きな仕事をすること。

ライスワークは生活するために働くこと。

ちなみにお兄ちゃんは後者である。GG。

Rushを見るとそこにライスワークの概念はまずない。

私はどんな仕事でも楽しいし、人に頼られてる限り何でもしたいと思う。

ただそれは内的欲求であると共に外的要因であることに最近気づいた。

麗さんはライフワークなのはもちろん何のメリットもないのに内的要因で内的欲求を満たしているのだと思う。

ちょっと難しくなってきたがつまりは、自分が楽しむために楽しいと思える仕事をしているのだ。

中にはお付き合いもあるがそんな細かい話ではなく、彼女は純粋にRushにいることを楽しんでいるのだった。ここが尊敬するところであり、私が将来なりたい姿でもある。


Rushには何かいる。

オリンピックには魔物がいるとはよく言ったものでそれがもつ特有の雰囲気というものは存在する。

もちろんRushにもそれは存在する。

Rushは人間関係が濃厚な分ついつい応援には熱が入るし、勝っても負けても泣くし、次の日に扁桃腺が腫れることは間違いない。

もはや感染である。

でもそもそもそれが人間関係が濃厚なだけなのか。

卒業を前にいろんな選手、ストリーマーのことを考えているとつい人間性という不確かなものに辿り着く。

彼らがいるから頑張れるし、それが彼らじゃなければ泣かないし笑わないし淡々と仕事をするだけだっただろう。

きっとそういう人間性が集まってRushは形成されているのだ。

だから次に入る人もいわゆる”Rush色”に染まるのだろう。


そんなRushに浸かってたらそれは叫びたくもなるし号泣したくもなる。

Rushにはそれだけの価値があるし、少なからず今のRushになるには選手たちだけでも、ストリーマーだけでも無理だっただろう。

その背景には小さいウゴゴという怪獣が暗躍している。

Rushの応援には度々怪獣が出るが我らオーナーが泣く瞬間まで醍醐味として味わって欲しい。


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