Rush Gaming チーム活動終了のお知らせ
- 3 時間前
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株式会社Rush Gaming 代表取締役の西谷麗です。
本日は、『Rush Gaming』のチーム活動を2026年9月をもって終了することをお伝えします。
2018年の発足以来、約8年間にわたり応援してくださったファンの皆様、スポンサーの皆様、大会関係者の皆様、そしてこれまでRushに関わってくださった全ての方々に、心からの感謝を込めてこの記事を書いています。
チーム活動終了の背景
Rush Gamingは、Call of Dutyの競技チームとして生まれました。
しかしここ数年、チームとしての競技活動を休止するなかで、メンバーそれぞれの活動の形は大きく変化してきました。ハセシンはYouTubeクリエイターとして大きく躍進し、先日結婚を発表したGreedZzはストリーマーやイベント出演を中心に活動の幅を広げ、WinRedとGP、Huntは変わらずCoDと向き合い続け、Gorouは格闘ゲームのプロを目指して研鑽を重ね、新たな領域に踏み出しています。そしてかつてRushに在籍した過去のメンバーたちも、それぞれの道で活躍を続けています。
「Rush Gaming」という看板のもとに集まっていた私たちは、いつの間にかそれぞれの道を歩き始めていました。
これは、もしかしたら少し寂しい事のように聞こえるかもしれませんが、私はそうだとは思っていません。
むしろ、Rush Gamingというチームで培った経験や絆が、一人ひとりの中にしっかりと根を張り、それぞれの形で花を咲かせているのだと思っています。だからこそ、チームという枠にこだわり続けるよりも、一人ひとりが最も活躍できる形を一緒に模索していくことが、これからの私たちにとって最善の選択だという考えに至りました。
マネジメントは当面の間これまでと同様のマネジメント会社にて行ってまいります。
今後、それぞれがより自由に活動するなかで、他チーム/事務所への移籍・はたまた兼任といった選択肢も含め、個々にとって、そして私たちのコミュニティにとって、何が一番良いか、ワクワクするか、そして幸せであるかを共に考えていく予定です。
8年間の物語

少し長くなってしまうかもしれませんが、昔話をさせてください。
2017年の秋。GreedZzが率いるRush CLANがアジア大会を三連覇し、東京ゲームショウで勝利した姿を見て、このチームを法人化しプロチームとして行けるところまでいってみようと一歩を踏み出しました。
このときは前身となるRush CLAN esports部門と同じく、コミュニティ大会に出場しつつ、普段はesports YouTuberとして活動していました。
当時、日本のCall of Dutyシーンには世界大会への道が存在しませんでした。
出場枠もなければ、前例もない。それでも「アメリカの舞台で戦いたい」という夢だけがありました。
その夢を追いかける姿を発信しつつ、チームオーナーとして「より多くの人に感動する体験、そして夢と希望を届ける」ことができる、そんなチームを作ろうとしました。
そして闘会議2018

2018年2月。闘会議で開催されたCall of Duty WWIIプロ対抗戦。
大会当日、突如として優勝チームにアメリカ世界大会「CWL Anaheim」への出場権が授与されるというサプライズが発表されました。日本人には出場が許されていなかった世界大会への切符。何年も夢見てきたものが、目の前に差し出された瞬間でした。
心臓がぶち破れるかと思いました。
GreedZz、WinRed、Ngt、Namiの4人が優勝。あの瞬間の歓喜は、Rush Gamingの歴史の中で最も輝かしい記憶のひとつです。
CWL Anaheim

約1ヶ月のアメリカ遠征。スクリムの時点でボロボロに負け越して、チームみんなが打ちひしがれていた様子は今でもよく覚えています。きっとこの時出会ったStoried君も覚えてるのではないでしょうか。
そして北米のトッププロチームeUnitedがスクリムを受けてくれたこと。FaZe ClanのAttach選手が温かい言葉をかけてくれたこと。生まれて初めての世界大会の舞台。そのすべてが今でも脳裏に焼き付いています。
160チーム以上がひしめくOpen Bracketの中に、小さな日本のチームが立っていました。
世界の壁の高さを思い知らされながらも、「ここに来れた」という事実が、チーム全員の目の色を変えました。
あの遠征で見た景色が、その後のRush Gamingの全てを決めたと言っても過言ではありません。
CWL Las Vegas、Fort Worth
BO4シーズンに入り、日本がCWLに正式参戦できるようになりました。日本代表予選を連覇し、CWL Las Vegas、CWL Fort Worthへと挑戦を重ねました。Fort Worthでは「注目のOpen Bracket Teams Top10」に選出され、小さなチームの挑戦が世界に認められ始めた瞬間でした。
試練と再生
Rush Gamingの歴史は、もちろん、輝かしい事ばかりではありませんでした。
GreedZzが目の病気で戦線を離脱した時。勝てると言われていた大会の試合で負けた時。チーム内に苦しい空気が流れた時。ロスター変更という痛みを伴う決断を迫られた時。私自身が経営者としての未熟さを痛感し、一番取り除きたいのは自分自身だと思った時。
何度も何度も、体内の水分がなくなってしまうんじゃないかと思うほどに、泣きました。
スタッフブログに「ウゴゴという怪獣」と書かれたことがあります。試合のたびに誰よりも叫んで、負ければ誰よりも泣いて、声が枯れても応援し続ける怪獣。それが私でした。
コーチのKurutamiが加わってからは、チームが大きく変わりました。選手たちの猛反対を乗り越えてチームに入り、信頼を一つひとつ積み上げ、Rush Gamingの礎を築いてくれた彼には、どれだけ感謝してもしきれません。
そして何より、どんな困難の中でも「Rush色」とでもいうべき、人間関係の深さ、温かさが消えることはありませんでした。勝っても負けても泣いて、翌日には扁桃腺が腫れて、それでもまた次の試合に向かっていく。それがRush Gamingでした。
PlayStationプロ対抗戦、そしてチームの広がり

国内のプロリーグ「CoDプロ対抗戦」では複数シーズンにわたって戦い続けました。その過程で新たなメンバーが加わり、ロスター変更を繰り返しながら、チームは進化を続けました。
PUBG部門を立ち上げてプロリーグへの挑戦に乗り出したこともありました。スマブラの競技選手兼ストリーマーであるkeptが加入したことで、また新たな出会いと発見、学びがありました。
それぞれが選手としてだけでなく、クリエイターやストリーマー、コーチとして、はたまた別ゲームへの挑戦や社会貢献などを通じて、それぞれが自分の得意分野を見つけ、Rush Gamingというコミュニティを暖かく豊かな場所へと成長させてくれました。
そしてファンミーティングでファンの皆さんと過ごした時間は、「ああ、Rush Gamingはこんなにも多くの人の居場所になっていたんだ」と改めて感じさせてくれました。
「ゲームを通じて、感動を届ける。共に成長する。」

これが、Rush Gamingのモットーでした。
振り返ってみれば、それはチームが届けたものであると同時に、ファンの皆さんから私たちが受け取ったものでもありました。
試合中にコメントで飛んでくる様々な激励の言葉が、プレッシャーに押しつぶされそうな選手の背中を押したこと。遠方から足を運んでくれたファンミーティングでの笑顔。サポーターマガジンに寄せられた記事の一つひとつ。ファンレター。
これほどまでに何度も涙し、メンバーそれぞれの人生やメンタルと向き合うチーム運営をすることは、おそらくもう二度とないと思います。苦しいこともあったけれど、同時に、私の人生で最も濃密で、最も美しい時間でした。
メンバーからのコメント
ハセシン
2017年11月から『Rush Gaming』で今年まで活動してきた9年間、本当に充実した時間を素晴らしいメンバーと共に過ごすことができました。
Rush Gamingメンバーたちと出会った頃はほとんどが学生でありながら、学業と『Call of Duty』の競技シーンを両立させ、お互いに切磋琢磨しつつ、共に活動してきたことを今でも鮮明に覚えています。
当時はYouTube活動をしたことがないメンバーが多く、メンバーたちから『動画編集ってどうやってるの?』『サムネイルってどう作ってるの?』など、とても向上心の高い質問を多くもらい、私自身とても感動した思い出があります!
そのタイミングで動画の作り方やサムネイルの作り方などについて、メンバー1人1人に画面共有等をしてノウハウを伝えたり、ときには雑談を交えたりする時間も増えていきましたね!そんな時間がとても楽しく充実していて、居心地が良かったです!
Rush Gamingメンバーたちが『Call of Duty のプロ選手』として、日本での競技シーンにて最前線を走る姿に涙したときもありました。
国内大会で優勝し、世界大会への出場が確定した瞬間の、喜びに満ちたメンバーの表情や、Rush Gamingを応援してくださっていたファンの皆様からの熱い声援などは今も変わらず心に残り続けております。
昨年2025年は、メンバーの多くが30代前後に差し掛かり、自然と各自が人生に向き合う時間が増え、自ら新たな目標を立て、『セカンドキャリア』を意識して活動するメンバーも少しずつ増えていく年となりました。
メンバーやスタッフたちと出会った頃を振り返ると、当時と比べて全員が様々な経験を積み、大人としてそれぞれの人生を歩んでいく年齢になったのだと改めて実感しています。
『Rush Gaming』は2026年9月末をもって活動を終了いたしますが、解散までの数カ月間、少しでも多くの人に笑顔と元気を与えられるようチーム一同、全力で活動するラストスパート期間を設けたので、ぜひ我々の活動を見守っていただけますと幸いです!
改めて、2017年から2026年までの9年間、皆様の熱い応援が私たちの力となりました。
本当にありがとうございました。
2026年の9月末まで Rush Gaming は走り続けます!
引き続き応援のほどよろしくお願いいたします!
GreedZz
約9年間、本当にありがとうございました。
「Call of Dutyで世界に挑戦したい」という思いから始まったRush Gaming。
皆様のご支援のおかげで、その夢を実現し、長くチームとして活動することができました。
振り返れば困難も多くありましたが、皆様と共に幸せな時間を過ごせたことに感謝しています。
このたびチームとしては解散となりますが、メンバーそれぞれの道で活動を続けていくと思います。
またご縁がありましたら、引き続き応援いただけますと幸いです!
WinRed
僕、WinRedやRush Gamingを一回でも応援してくださった方々、本当にありがとうございます。
設立当初から初期メンバーとして色々な事を経験させてもらいました!
当時Call of Dutyの大会では一番大きかった「闘会議2018」で優勝し、世界大会に行ったときの興奮は今でも覚えています!
ファンミで皆さんと交流出来たのは物凄く楽しい思い出です。ありがとうございました。
僕自身、これからも本物のストリーマーを目指して活動していくので引き続き応援していただけると嬉しいです。
Gorou
Rush Gamingに所属してから、日本予選を勝ち抜き世界大会に出場したり、リーダーとしてリーグに臨ませていただいたり、Rushの一員として様々な経験を積むことができました。
CoD時代に一緒に戦ってくれたチームメイト、FPSから格闘ゲームに転向してからもサポートしてくださったチームスタッフ、そして応援してくださった皆さまに心から感謝しています。
7年間本当にありがとうございました。
Hunt
約8年間Rush Gamingで選手、ストリーマーとして活動してきた中で、沢山の経験をさせて頂きました。
これまで一緒に活動してきたチームメンバー、そして支えてくださったスタッフの皆様、ファンの皆様、関係者の皆様に心から感謝しています。
今までRush Gaming そしてRush Huntを応援して下さって本当にありがとうございました。
そして自分含め、チームメンバーのこれからの道のりを応援して頂けると嬉しいです。
GP
2018年の夏、当時大学生だった私はRushに加入しました。Call of Dutyが大好きで、高校球児が甲子園を目指すかのような気持ちで、精一杯取り組んでいたことを懐かしく思い出します。7年の間には本当に色んなことがあり、今では大切な思い出です。
これまで応援してくださった皆さんへ-
楽しいばかりではなく、大変なことも沢山ありましたが、皆さんの応援が当時の自分には励みであり、大きな支えになっていました。本当に感謝しかありません。ありがとうございました!!
これから
チームとしての活動は終了しますが、同様のマネジメント会社にてメンバーそれぞれの活動をサポートしていきます。同じ看板の下に集まる形は変わっても、Rush Gamingで過ごした時間、共有した想い、ファンの皆さんとの絆は、これからもそれぞれの中に生き続けます。
8年前、何の前例もない中で「世界で戦いたい」と夢を語り合った日から、たくさんの人がこの物語に加わってくれました。選手、ストリーマー、コーチ、スタッフ、スポンサー、そしてファンの皆さん。一人ひとりがRush Gamingの一部でした。
これからは、メンバーそれぞれの新しい挑戦を、どうか引き続き応援してください。
そしていつかどこかで、赤いロゴを見かけたら、思い出してほしいです。
あの頃、がむしゃらに世界を目指した日本の小さなチームがいたことを。
そして今も、その情熱はそれぞれの場所で燃え続けていることを。
Rush Gamingに関わってくださった全ての皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございました。
株式会社Rush Gaming 代表取締役 西谷 麗
今後のお知らせ
活動終了までの残り期間、皆さんに楽しんでいただける配信企画やイベントの開催を予定しています。
夏にはラストファンミーティングの実施も決定!
これまで支えてくださった皆さんに、最大限の感謝を込めてお届けしてまいります。
詳細につきましては続報をお待ちください!
本記事についてのお問い合わせ:info@rushgaming.co


